rom_cartridge

発売日は言うに及ばず、これといって新しい情報はないのですが、あんまり間が空くのも何ですので、いくつか見聞きしたことを分かる範囲でお知らせします。

・RetroN 5でゲームを遊ぶには、ゲームソフトの現物が必要

念のため書いておきますが、RetroN 5でゲームを遊ぶには、ゲームソフトのROMカートリッジが必要です。

そうでなければ、明確な法律違反になってしまいますので、これは当然のことです。

ここをご覧の皆さんには周知のこととは思いますが、外国の掲示板などを見ていると、このことを知らないらしき人の書き込みをたびたび見かけます。

RetroN 5ではUSBメモリやMicro SDカードが使えるため、ゲームのバイナリデータがあれば、そうした外部メモリを経由して、そのまま遊べるのではないか、というわけです。

おそらく技術的には可能なのでしょうが、前述の理由により、そのような機能が実装されることはありませんので、ご注意ください。


・ゲームソフトの改造パッチの適用は「ちょっと無理そう」

次は、Hyperkin社のフェースブックページに寄せられた、Yousuf Joynal Miahさんからの質問です。

RetroN 5では、パッチを使うことはできますか? マイナーな海外ゲームの、メッセージの英訳パッチとか使えればと思うのですが。

これに対するHyperkin社の答えは、

いちおう検討しますが、可能性としては、難しいと思います。

というものでした。

確かに、このようなものですと、外部に書き出せるセーブデータなどと違って、ゲームの中身そのものを書き換えることになりますから、なかなか技術的なハードルは高そうな気がします。


・発売時期は急ぐことはないというコメントにHyperkin社は「いいね!」

以前このブログでも、今年夏という予告にこだわるよりは、製品の質を高めることを優先してほしいと書きましたが、同じ要旨のコメントがHyperkin社のフェースブックに書き込まれました。

オーストラリアはブリスベン在住のRauri Morrisさんのコメントです。

我慢のきかない人たちの言うことをいちいち聞く必要はありません。むしろ、ぼくとしては、何か月も待つはめになっても、きちんと動くマシンを出してほしいです。いくら早く入手できたところで、まともに動かないようなものでは困ってしまいますから。

このコメントにHyperkin社は「いいね!」を付けています。

そう応じたくなる気持ちは分かります。なにしろ自社のフェースブックが、相変わらずRetroN 5の発売時期を問い合わせるものばかりですから。

このコメントには、同意する人たちのレスもいろいろ付いています。

そう、きちんと動作することが重要だ。このことには同意する人がほとんどだろう。そもそも、もし発売が遅れた場合のことを考えると、(これまでのHyperkin社がやっているように)「2013年の夏」などと連呼するべきじゃない。その通りにならなかったら、それはそれで心証が悪いし、会社の広報戦略としては望ましくないと思う。


この意見には同感だ。もし発売を遅らせる必要が出てきたなら、ただ「やむを得ず、RetroN 5の発売時期を遅らせることになりました」とだけ言えばいいと思う。ぼく自身は、遅れても気にしたりしない。とても発売できないって状況なら、単にそう言ってくれればいい。購入を検討している人たちにとっては、それだけでも大きな助けになる。


確かに、Hyperkin社が「今年夏」と何度も言っているのは不思議ではあります。前も書きましたが、別に夏である必然性がさっぱり分かりません。むしろ、これも繰り返しになりますが、やはり年末のクリスマス商戦に投入したほうが、よっぽどいいと思うのですが。

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