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このところ、イギリスのレトロゲーム愛好者の間で話題になっているサービスがあります。

古いゲーム機本体を預かり、注文に応じて改造してくれるというもので、なぜかそのゲーム機が日本のスーファミだったりするのですが、なかなか面白い試みです。

いちおう探してみたのですが、日本でこのようなサービスをやっているところは見つかりませんでした。

故障などのことを考えると、日本から注文するのはやめておいた方がいいと思いますが(そもそも応じてくれるかどうかも分かりませんが)、実際に頼んでみたというイギリス人の意見を紹介してみたいと思います。

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ここ1年ほど、気になっていることがある。周囲の友人たちが、いつも日本のスーパーファミコンで日本製のゲームを遊んでいることだ。

こうなればぼくとしても、スーファミ本体を手に入れないといけないなと思うようになった。レトロゲーム愛好者としては、日本のスーファミソフトという大きな山脈に、いずれは立ち向かわなければならない。

そこでスーファミを買おうとしたのだが、直前になって思いとどまった。こんなことを、ふと思いついたのだ。手持ちのSNESを、世界中のカートリッジが使えるよう改造すればいいじゃないか。さらには、スピードや画面表示も改良してしまおう。

ただし、ぼくにはそんな技術はない。そこで、そういう改造を請け負ってくれる業者を探してみた。

そうしてたどりついたのが、「Retro Mods」という業者だった(Facebookのページはこちら)。ここがやっているビジネスはことのほかシンプルで、ぼくとしてはそこが気に入った。希望する改造を伝えて、料金を支払い、手持ちのゲーム機を送る。値段も手ごろだった。

そこでさっそく注文してみた。こちらの希望はPAL/NTSCと50/60hzの切り替えスイッチをつけて、スロットのフタを透明なものに交換し、LEDを付けるというものだった。色の塗り替えは頼まなかった。ぼくの持っているSNES本体はまったく黄ばんでいないし、外見は元のままにしておきたかったからだ。

本体は、こちらが送ってから1週間もしないうちに返送されてきた。すべて希望どおりに改造されていたので、これで日本製のスーファミのゲームを、高速かつフルスクリーンで遊べるようになったわけだ。以下に改造後の写真を載せておこう。

もちろんぼくとしては、彼らのサービスを強くお薦めする。


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本体に2つスイッチが付けられ、スロットの内部ではLEDが点灯している。


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スイッチの拡大写真。これでPAL/NTSCと50/60hzの設定を切り替えるようになっている。


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以下にRetro Modsが手がけた作品の数々をお見せしよう。


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Retro Mods Ltd - console modding service - Retro Games Collector

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